安田純平 現在も拘束・人質のままか?メッセージ映像が公開される!

昨年2015年からシリアで行方不明となっているフリージャーナリストの安田純平さんが、武装勢力に拘束されている様子を映したとみられる映像が公開された。

映像を提供したのは、国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派組織「ヌスラ戦線」と関係する人物で、この人物によると安田純平さんは「ヌスラ戦線」に拘束されていると話しているとのこと。

安田さんの行方が分からなくなったとされているシリア北西部のイドリブ県の一部は、ヌスラ戦線の勢力圏だった。

「ヌスラ戦線」は、シリア北西部を拠点に活動し、これまでも外国人の拉致・誘拐事件をたびたび起こし、そして身代金を要求するという、いわゆる“誘拐ビジネス”を重ねてきた集団。

ヌスラ戦線は今回も、これを駆け引きの材料に使うなど安田さんの解放交渉に揺さぶりを掛けてくる可能性もある。


今回公開された映像では、安田純平さんと見られる男性が椅子に座り、カメラに向かって落ち着いた口調で話す様子が映っている。

安田純平さんとみられる男性がビデオで発言したメッセージの詳細は次の通り(全て英語。一部、不明瞭な部分がある)。

こんにちは、私はジュンペイ・ヤスダです。今日は私の誕生日、3月16日。彼らに何でも自由に話してよいと言われ、私のメッセージを送ることができます。

妻、お父さん、お母さん、兄弟、みんな愛している。いつもみんなのことを考えている。みんなを抱き締めたい。みんなと話がしたい。でも、もうできない。

私に言えるのは、どうか気をつけて。私の人生は42年で、おおむね順調。特にこの8年間はとても幸せだった。

私の国に対して言わなくてはならないことがある。どこかで暗い部屋に座り、痛みに苦しんでいるのに、誰もいない。誰も答えず、誰も反応してくれない。目に見えず、存在しない。誰も気に留めない。

安田純平ジャーナリスト映像公開!

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