詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で起訴された元兵庫県議会議員・野々村竜太郎被告。
野々村竜太郎被告といえば、政務調査費として約300万円を、不明瞭な支出していたことが発覚し、記者会見をしましたが、その会見があまりに衝撃的で、一躍“時の人”になりました。
野々村竜太郎 フジテレビ系『Mr.サンデー』の記者から暴行を受けたと発言
詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で起訴された元兵庫県議・野々村竜太郎被告の第2回公判が2016年2月22日、神戸地裁で開かれました。
初公判に続いて、被告人質問があり、野々村被告は前回と同じく「記憶にない」「分からない」と繰り返しました。さらに、野々村被告が耳に手を当て傾聴する『聞こえません』ポーズに対し、検察側から「その格好は結構です」と拒否される場面もあったとのこと。
逆に公判で、野々村被告は、報道関係者に対する口撃は力強く語ったとのこと。特にフジテレビ系情報番組の「Mr.サンデー」の記者から暴行を受けたと発言しました。
野々村被告は、検察官による事件に関する質問に対して、約20秒から30秒近く黙って考えたうえで、「記憶にございません」「ご質問の意味、趣旨がわかりません」などと繰り返した。野々村被告の態度に検察官が苛立ちを募らせる場面もあった。
一方、野々村被告は“報道被害”については雄弁だった。昨年3月に放送された「Mr.サンデー」(フジテレビ系)の直撃取材については、具体的な日付と記者名を挙げて「記者から暴行を受けた」と怒りをあらわにした。
出典:dot.ドット 朝日新聞出版
http://dot.asahi.com/dot/2016022200239.html
その名指しで口撃された、フジテレビ系『Mr.サンデー』。その内容はどのようなものだったのでしょうか。
それは、2015年3月22日放送分で、野々村被告の現在の姿に密着した映像。
番組では、野々村被告が住む集合住宅にいることを突き止めた番組ディレクターが、アポなしの直接取材を試みた。
野々村被告は、ロングコートにハット、丸刈りの頭にメガネとマスクを着用した姿で登場。
ディレクターが
「話を聞かせてください、どうして会見で嘘をつかれたんですか、ちょっと話を聞かせてください」と声をかけても、
野々村被告は
「助けて。マスコミ、カメラ、テレビ局が来てる。助けて。」
野々村被告は、逃げるだけでなく、追いかけてくるディレクターに、野々村被告が体当たりをする場面も。
集合住宅を出た後も逃走劇は続き、野々村被告は外に出ても「助けてー!助けてー!」と大声をあげていた。ディレクター再三問いかけるも、野々村被告はすべて無視。持っていた荷物で、カメラを払いのけようとする仕草も。
そして野々村被告は、コンビニエンスストアと思われる場所に逃げ込み、そこでVTRは終了した。
アポなしで取材した『Mr.サンデー』の報道姿勢に対しては、「やりすぎた」、「気分悪い」と言った声がある一方、「もっと追い回してやれ」、「相変わらずじゃねえか」と言った声もあったのも事実。
どっちもどっちなのかもしれませんが、野々村被告にはもっと“罪”という事に関して自覚してほしいと感じます。
次回の裁判は4月25日に開かれ、検察の論告求刑が行われる予定とのことです。