鎌田浩毅教授といえば、火山学、地球科学の第一人者。日本テレビ「世界一受けたい授業」、NHK総合「課外授業 ようこそ先輩」などに出演されて、またファッションも個性的なことから、注目をあびています。
鎌田浩毅教授のプロフィールは、1955年生まれ。東京教育大附属駒場高校から、東京大学理学部地質鉱物学科へ進学。卒業後は通産省を経て1997年より京都大学教授となる。
火山研究のほか自然災害から人々が身を守るための知識を広めるために「科学の伝道師」となることをライフワークとしている。また「面白くて役に立つ教授」をモットーにする講義は、毎年数百人を集める人気講義となっている。
いつも派手なファッションですが、どうしてそのようなファッションするの?
鎌田浩毅教授といえば、まず浮かぶのが派手なファッション。どうしてそのようなファッションするのでしょうか。
アカデミーヒルズの「『一生モノの勉強法』実践講座」で、以下のように語っています。
『では、関心のないことをわかってもらうためには、どうしたらいいか。そこでファッションから始めたのです。京大に来た頃は、私もグレーの背広に紺のネクタイでした。しかし、あるとき授業の後にパーティがあるということで、今ほど派手ではないですが、パーティ用の格好をしていったのです。すると、学生の食いつきが全然違いました。つかみが大事と言いますが、ファッションは人の関心を引くには大事だとわかったのです。
それから授業ごとに服を替えるようになりました。イタリアモード、フランスモードとさまざまなスタイルで、最近は地球科学ではなくファッションを見に来る学生もいるほどです。そしてついでに地球科学も聞いて帰ろうかと。きっかけは何でもかまわないのです。最終的に地球科学を理解して、地震のことを理解して、それで自分の身を守ってもらえれば。
それ以降、講演会のときにもいつもこういう派手な格好です。皆さんのギョッとする顔見たさに、いつも服を替えています。ちなみに、これら服のために僕のボーナスは全部消えます。でも、それも教育上、地球科学を伝える意味があると思っているので、投資しているわけです。やはり投資をしないとリターンはありませんので。さて、こういった話をしていると時間が終わってしまいます。ちょっとまじめな話をしていきましょう。』
(出典:『一生モノの勉強法』実践講座より)
奇抜な鎌田浩毅教授のファッション
https://goo.gl/2ULBxI
鎌田浩毅教授の名言集
また、鎌田浩毅教授といえば名言集も有名です。
分かりやすく、共感できる名言です。
- まずは自分から積極的に、社会が必要とする人材になってしまう方がいい。
- 能力を最大限に発揮して、世の中に貢献できれば、こんなに嬉しいことはない。
- 惰性でやっている活動は、すべて死んでいるということだ。
- 死んだ時間はいくら積み重ねても、何の役にも立たない。
- 優れた師匠には完全に受け身になることが肝要だ。受け身になって素直に学ぶというのは、学びの最大のコツである。
- 結果はあとからついてくる。その時のために、今は自分ができることを出し惜しみせずに、全力で行うのである。
- 何をしていてもうまくいく相手が二割。色々と努力すれば可もなく不可もない人間関係を築ける人が七割。それに対してどんなに頑張っても、うまくいかない人が一割いるというわけである。
- 相手が小学生だからといって、話のレベルを下げる必要は全くない。
- むずかしい本は、書いた人が悪い。