東京都知事選(7月14日告示、7月31日投開票)に立候補する意向を表明した元防衛相の小池百合子衆院議員。
猪瀬直樹氏、舛添要一氏と2代も『政治と金』の問題による都知事の辞任が続いたが、都知事選の有力候補である小池百合子衆院議員に、『政治と金』をめぐる疑惑が浮上した。
小池百合子 「政治と金」スキャンダル、政治資金パーティーの疑惑
2016年7月7日発売(2016年7月14日号)の週刊文春が、その小池百合子氏をめぐる政治資金パーティーの疑惑・スキャンダルについて伝えている。
小池氏の政治資金パーティの一部が政治資金収支報告書に記載されていないことがわかった。問題となったのは、2012年3月12日と6月25日に小池氏の選挙区内にある都内のホテルで開かれた「Y’sフォーラム」と称される政治資金パーティだ。
「政治資金パーティを開催した場合は、収入額と会場代などの支出額を、それぞれ政治資金収支報告書に記載しなければなりません」(総務省政治資金課)
だが、同年の小池氏の収支報告書の収入欄に、2つのパーティの記載はなく、なぜか支出欄に「会議費」として、パーティの会場代にほぼ合致する金額が記載されていた。
(出典:週刊文春「都知事候補、小池百合子氏に新たな政治資金疑惑」)
政治資金パーティーとは、参加費を徴収して、それを収入とし、そこから経費を引いた分を政治資金とする集会です。
この小池百合子氏の“政治資金パーティー”疑惑、政治資金収支報告書に、「会議費」として2012年3月12日に約96万円と6月14日に約40万円の支出を計上しているにもかかわらず、収入が記載していなかったとのこと。
これについて、小池百合子氏は
「それはすでに修正しました。私はこれまで公私混同していない」
と疑惑をキッパリと否定した。
小池百合子 「政治と金」スキャンダル、支部事務所の格安家賃疑惑
2016年7月4日の産経新聞において、小池百合子氏が代表を務める政党支部が、支援者が所有するビルの一室を、相場価格の半額程度で賃借していると伝えている。
収支報告書などによると、自民党東京都第10選挙区支部は平成26年9月から東京都豊島区のJR池袋駅近くのビル一室(約90平方メートル)を事務所とし、家賃月15万円を計上。複数の地元不動産関係者によると、家賃相場は27万円前後で、差額は月約12万円、年約144万円。敷金や礼金を支出した形跡はなかった。
ビル関係者は「ビル所有者の母親は自民支部の元女性部長。特別に賃料を安くしたのでは」と話した。
政治資金に詳しい上脇博之神戸学院大教授は「政治資金規正法に抵触する可能性がある」と指摘。敷金や礼金と合わせた差額は1つの政治団体に対する個人献金の年間上限額150万円を上回る可能性もある。小池氏の事務所は「提示された金額を見て借りることにしたので、寄付という認識は全くない」とした。
10区支部は21年10月からの約5年間、近くの別のビル一室(約100平方メートル)の事務所家賃として月約16万円を支出。現在の相場価格は45万円前後で、差額は約1700万円に上ったが、小池氏側は「日本リビア友好協会(現在休会中)と共同で事務所を借りていたので、協会と相応の分担をしていた」と回答した。
(出典:産経ニュース「小池百合子氏代表の支部事務所が支援者ビルに格安入居 政治資金規正法抵触も」)
これについて、小池百合子氏は
「駅から徒歩10分程度で、築40年だど15万円~20万円が相場です。」
とすぐさま反論。
さらに小池百合子氏は
「(疑惑について)なんらかの意図が働いている。出馬しても“金まみれの小池だ”という印象を持たせることが最大の目的ではないか」
と語った。
東京都知事選の候補をめぐる問題で、自民党から嫌われてしまった感のある小池百合子氏、選挙戦は、どうやって戦うのだろうか。
コメント
女舛添の本領発揮ですね(笑)