韓国初、アジア人2人目の国連事務総長として注目を浴びた潘基文国連事務総長。アメリカの強力な推薦を受けて就任にこぎつけたため、アフリカやアラブなどの途上諸国からは「親米派」と冷ややかな視線も向けられました。また、就任当初は、欧州の先進国からは「存在感とリーダーシップ不足」と指導力に対する批判も受けました。
2011年6月に再選され、2期目続投となったが、現在まで国連事務総長として、どう評価されているのでしょか。
潘基文国連事務総長 経歴(略歴)
本名 :潘基文(パン・ギムン)
生年月日:1944年6月13日
出身地 :大韓民国 忠清北道陰城郡1970年2月 ソウル大学校外交学科を卒業
1970年3月 韓国外交部に入部
1985年4月 ハーバード大学ケネディ行政大学院 修了
2000年1月 韓国外交通商部副長官に就任
2001年5月 国連大使に就任
2004年1月 韓国外交通商部長官に就任
2007年1月 国連事務総長に就任
2011年6月 国連事務総長に再選(任期は2016年まで)
潘基文国連事務総長の海外の反応、評価・評判
潘基文国連事務総長は就任当初から国連の主要ポストに韓国人ばかりを起用、ワシントン・ポスト紙から「縁故主義」が批判される。
2007年には、国連加盟192カ国(当時)の外交官を招いた“国連の日”恒例の事務総長主催コンサートに、母国のソウル・フィルを招請した。しかも「日本海を東海(トンヘ)」、「独島は韓国の領土」と書き込んだ英文のパンフレットが配布される。この国連本部で開催したコンサートは、国連が国連の経費で、事務総長の指示によって、韓国外国部が全権を握って開催したとされている。
2009年には、ノルウェー国連大使の「やる気と学ぶ意欲に欠けているせいで、多くの交渉で影響力を発揮できていない」と、潘基文事務総長に対して批判する文書が流出。
2010年には 国連内部監査部のトップが退任時に、潘基文事務総長に対し「あなたの行為は嘆かわしいばかりか、真剣に非難されるべき」「国連事務局は腐敗の道をたどっている」と50枚に及ぶ抗議文書を送りつけている。
2013年には、国連トップとして中立を守るべき立場ながら、母国・韓国において「日本の政治指導者は極めて深く自らを省みて、国際的な未来を見通すビジョンが必要だ」と、安倍晋三政権の歴史認識や憲法改正の動きに常識外れの日本批判を展開した。
この潘基文事務総長の発言に対して、日本政府から官房長官の「非常に疑問」や総務相の「偏るような発言はいかがなものか」と批判が続出し、ジャーナリストからは「ふざけるな」との声も上がった。
ただ、もともと韓国外交通商相時代の潘基文事務総長は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領による対日強硬路線に沿って、反日親中姿勢だったことから、日本では、“やっぱりか”と思われる方が多かった。
2015年には、さらにアジアを侵略している中国が開催する「抗日戦争勝利70年記念行事」の軍事パレードに、国連のトップとして出席した。これには、さすがに、アメリカや日本、そして国連内部からも批判が噴出した。
この行いは、2017年の韓国大統領選を見据えた政治パフォーマンスとの指摘もされた。
潘基文氏が国連事務総長に就任した2007年から振り返ってみても、スリランカ、スーダン、中東、ウクライナ、シリア、そして難民問題など、事務総長としての出番や実績を残す機会はいくらでもあったのだが、こうした国や地域に影響を及ぼそうとする気配もなく、存在感が全く感じられない。
2016年の任期まで、国連はこのままの状態が続くのだろうか!
コメント
パン、オバマで世界秩序崩壊。周近平とプーチン拒否権フル、やりたい放題。
間もなくアラブからユーロから中国から火の手が。3次大戦間もなくか。
国連不要。