伝説の女優 原節子、引退・結婚・ハーフ・自宅など私生活は謎のまま!

映画「東京物語」や「晩春」など」など昭和20~30年代の数々の名画に出演し、昭和の大女優と呼ばれた原節子さんが、亡くなっていたことがわかった。

原節子さんが、映画デビューしたのが1935年。引退したのが、1962年。改めて考えると、半世紀以上も前に活躍された方なのに、まだ注目を浴び、ファンもまだまだ多くおられるというのは、本当に“伝説的な女優さん”なんだと思います。

原節子さんといえば、目が大きく、彫りの深い、日本人離れした美貌で、小津安二郎監督、今井正監督や黒澤明監督、木下惠介監督など日本映画の巨匠の作品に数多く出演し、『永遠の処女』と呼ばれました。

しかし、1963年12月に小津安二郎監督が亡くなり、その通夜に出席したのを最後に原は女優業を事実上引退し、以降表舞台には一切姿を見せなくなりました。

引退の理由は、兄の事故死など諸説ありますが、はっきりとした理由は分かっていません。また、引退後は、結婚をせず、生涯独身を通し、生活は鎌倉にある自宅の中で過ごすことがほとんどだったようです。

原さんのおいは次のように語っています

「もともと目立つことが好きではなく、女優もずっと続けようと思ってはいなかったようです。白内障にかかり、撮影のライトを浴びるのも苦痛だったのでしょう。自分の出演作やインタビュー記事も持っていなかったし、女優時代の話も一切しなかった。写真も少し前に、全部自分で破って捨てていた」

(出典:livedoorNEWS)

また、原節子さんはその顔立ちから血筋について、「ハーフ、クウォーター?」という噂から、はたまた「純日本人だ?」という噂までありましたが、実際のところははっきりと分からないようです。

伝説の人といわれ、私生活も謎が多かった大女優が亡くなられたことは誠に残念ですが、ご冥福をお祈りいたします。

※小津安二郎監督 作品
小津安二郎 大全集 DVD9枚組 東京物語 麦秋 晩春 父ありき 風の中の牝鶏 一人息子 戸田家の兄妹 お茶漬の味 長屋紳士録

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする