バドミントン桃田賢斗【闇カジノ賭博】逮捕は?賭け金は?リオ・五輪はどうなる!

2016年リオデジャネイロ五輪のバドミントン男子で日本代表入りが確実視される世界ランキング4位の桃田賢斗(ももた けんと)選手と、2012年ロンドン・オリンピック日本代表の田児賢一(たご けんいち)選手が、東京・墨田区の違法な闇カジノ店に出入りし、“賭博行為をしたことを認めた”と所属するNTT東日本が発表した。

緊急帰国した田児選手(左)と桃田選手(右) (出典:http://mainichi.jp/)

緊急帰国した田児選手(左)と桃田選手(右)
(出典:http://mainichi.jp/)

桃田賢斗選手と田児賢一選手 違法カジノへの出入りが明らかになった経緯

産経新聞が、警察に摘発された違法カジノ店を取材していたところ、その店の元幹部が
「バトミントンの桃田賢斗選手と田児賢一選手が同店に出入りしていた」と証言。また元幹部は、「桃田選手と田児選手は、店で大金をかけていた」とも答えた。

産経新聞が、その事実を桃田選手と田児選手が所属するNTT東日本に問い合わせしたことにより、違法カジノ店への出入りと賭博行為が発覚した。

闇カジノ店の元経営幹部の男性(47)によると、田児は14年12月ごろ、客引きの紹介で、違法なバカラ賭博を行っていた同店を訪問。約1週間後、田児の紹介で桃田が訪れた。この男性は「2人とも頻繁に来ていた。田児選手は多いときは100万円単位桃田選手は数万~数十万円単位で賭けていた。最終的に2人で計1000万円以上は負けていた」と証言した。

出典:サンケイスポーツ「五輪バド金候補・桃田と元代表・田児が闇カジノ賭博

桃田賢斗選手と田児賢一選手 賭博による逮捕の可能性は?

桃田賢斗選手と田児賢一選手が、違法カジノ店で行った賭博という犯罪、どの程度の罪になるのでしょうか。

法律によると、単純賭博罪の場合は「50万円以下の罰金または科料」、常習賭博罪の場合「3年以下の懲役」とのこと。

今回のケースでは、現行犯ではなく、桃田選手と田児選手の「賭博を行った」という本人の自白のみで、客観的な証拠がないため、逮捕される可能性は極めて低いとのこと。

桃田賢斗選手と田児賢一選手 カジノ店での賭け金はどうやって?

バドミントンの大会では、近年賞金が出るようになっている。例えば、桃田賢斗選手が優勝した2015年のスーパーシリーズファイナルズ・ドバイでは、優勝賞金は8万ドル(約960万円)、スーパーシリーズプレミア・インドネシア・オープンでは、優勝賞金は6万ドル(約750万円)、スーパーシリーズ・シンガポール・オープンでは、優勝賞金は2万2500ドル(約281万円)とのこと。

これらの賞金が選手本人に直接渡されるということではなく(アマチュアのため)、賞金は一旦バドミントン協会に入って、協会から報奨金という形で選手に支払われる。

桃田選手と田児選手は、このようにして手に入れた大金を、違法カジノ店で賭博行為に使ったものと考えられている。

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桃田賢斗選手と田児賢一選手 2016年リオデジャネイロ五輪は出場できない?

日本オリンピック委員会(JOC)による日本代表選手団の編成方針は、 『選手は礼儀を尊び、規律を遵守し活力ある日本を代表するにふさわしい選手役員』としている。

違法カジノ店に出入りし、賭博行為を行っていたとなれば、当然ながらこの方針からはずれることになる。

日本バドミントン協会は、桃田選手と田児選手を“日本代表から外す”ことも視野に入れており、「日本代表を外れるということは、公式大会に派遣しないということ。」となり、2016年リオデジャネイロ五輪には出場できなくなる。

日本バドミントン協会の銭谷欽治専務理事が報道陣に対応、「現在、NTT東日本が部員1人1人を調査している。我々としてはお店に行っているということは確認している。違法行為が確認された段階で内規に従って処分を考えたい」と話した。

現在世界ランク4位につける桃田について「将来性のある選手。日本で初めて金メダルを狙える逸材でもある。(カジノに)出入りしていたのは、残念でならない」と話しつつ、違法性が確認された場合の五輪派遣については「JOCのジャッジも必要だが、違法ならアウトになる」と、認識を示している。

出典:デイリースポーツ「桃田の五輪出場 違法ならアウト

今後、桃田選手と田児選手に対して、どのような裁定が下されるか分かりませんが、桃田選手はリオデジャネイロ五輪でメダル獲得が有力な選手だけに、残念でならない。

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