田知本遥 体罰の告発やドーピング疑惑の苦難！姉も柔道家･田知本愛

2012年ロンドンオリンピックに続いて、リオデジャネイロオリンピック柔道女子70kg級日本代表の田知本遥選手。ロンドンオリンピックでは、惜しくも準々決勝で左肘を負傷して敗退となってしまいました。

田知本遥選手といえば、姉の78kg級の田知本愛選手と田知本姉妹としても有名です。残念ながら、田知本愛選手は負傷もあってリオデジャネイロオリンピック柔道女子日本代表に選ばれませんでしたが、「リオデジャネイロオリンピックでは、金メダルを取って（姉とともに）喜びを分かち合いたい」と田知本遥選手は語っています。

田知本遥　プロフィール
本名　　：田知本 遥（たちもと はるか）
生年月日：1990年8月3日
出身地　：富山県射水市
血液型　：A型
学歴　　：東海大学
身長　　：167cm
所属　　：綜合警備保障

田知本遥 パワハラ・体罰の告発やドーピング疑惑と得意技について

田知本遥　選手への暴力・体罰などでパワハラの告発？

2012年末に、ロンドンオリンピックの柔道に出場した日本代表を含む国内女子柔道選手15人が、柔道女子の園田隆二・日本代表監督ら指導陣が強化合宿などで選手に暴力などのパワーハラスメント行為をしていたとして、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）に告発文を提出した。

園田隆二監督や男性コーチ陣の女子柔道選手に対するパワーハラスメントは、「選手を平手打ちや竹刀でたたいたり、足で蹴ったり、髪の毛をわしづかみにして引きずりまわしたりした」など暴行や、不服を訴えた選手に「代表から外すぞ」や「お前なんか柔道やってなかったら、ただのブタだ」と人権無視の暴言などがあったとようです。

このようなパワハラを、最初に全日本柔道連盟に訴えたのが（噂では）田知本遥選手といわれています。

この時、園田隆二監督は、全日本柔道連盟から厳重注意となりましたが、その後も高圧的な態度をとり続ける園田隆二監督への不満を募らせ、女子柔道選手15人が、2012年11月にＪＯＣに告発することになりました。

最終的に2013年1月に、園田隆二監督は、一連の問題の責任を取る形で自ら監督辞任を申し出て、監督を辞任することになりました。

ちなみに、田知本遥選手は、最初に柔道連盟に訴えた後、園田隆二監督から謝罪があり、園田隆二監督と和解したと言われています。

そのため、ＪＯＣに告発した15人の中には、田知本遥選手や「野獣」の異名を持つ松本薫選手は含まれていないと言われています。

田知本遥　市販薬の服用でドーピング違反？

2015年2月のグランプリ大会（ドイツ・デュッセルドルフ）に出場予定だった、78kg級の緒方亜香里選手と70kg級の田知本遥選手が、ドーピング規定違反物質を含んだ市販薬を服用したため欠場となりました。

女子柔道の南條充寿監督によると、遠征前から鼻炎気味だった緒方亜香里選手が持参した市販薬を飲み、同じ症状の田知本遥選手も一緒に服用。その後、田知本遥選手が気づきコーチに相談し問題が発覚しました。

この時に全日本柔道連盟は、２選手が実際にドーピング違反をしたわけではなく、自己申告により出場を取りやめた「法令・規定違反行為」にあたるとして警告処分としました。

田知本遥選手は、この問題でショックを受けかなり落ち込みました。しかしこの後、姉の田知本愛選手がそばにいて、励ましたり、アドバイスしたりして、徐々に復活していきました。

田知本遥 　得意技は大外刈りや押さえ込み（寝技）など

田知本遥選手といえば、大外刈りなどの立ち技から寝技に持ち込むのが得意の展開。特に寝技は、隙が無く、押さえ込みや絞め技など多彩です。

姉の田知本愛選手は、リオデジャネイロオリンピックに出場できませんでしたが、その分田知本遥選手に頑張ってメダルをとってほしいですね。