リオデジャネイロオリンピック・女子柔道57kg級日本代表の松本薫選手。2012年ロンドンオリンピックで見事金メダルを獲得。この大会、男女合わせて唯一の日本柔道の金メダリストとなり、注目を集めました。
2010年のグランドスラム・東京大会の時に、獲物を追い込むような鋭い目付きから、中継で『美しき野獣』と評され、さらにロンドンオリンピックの活躍で「野獣」という愛称で呼ばれるようになりました。
松本薫 プロフィール
本名 :松本 薫(まつもと かおり)
生年月日:1987年9月11日
出身地 :石川県金沢市
血液型 :A型
学歴 :帝京大学
身長 :163cm
所属 :ベネシード■ 松本薫 公式サイト
https://www.beneseed.co.jp/judo/matsumoto/
松本薫 家族(父親・母親・兄・姉・弟)について
松本薫選手の家族は、両親(父親・母親)と兄と姉2人、弟の7人家族。
松本薫選手の両親は石川県金沢市に住んでおり、父親・松本賢二さんは年齢は62歳で、母親・松本恵美子さんは年齢は55歳。
父親・松本賢二さんは、若い時にボクシングしていましたが、家族を支えるために、料理人として中華料理店を営んでいました。
その後、松本賢二さんは中華料理店を畳んで、ラーメンチェーンで商品開発を手掛けた後、現在は民間の社員食堂に勤めています。
松本薫選手、なぜか真っ白なご飯が嫌いで、そのため父親・松本賢二さんは現在も月に2回程度、野菜や海老などがたっぷり入ったチャーハンを大量に作り、冷凍パックで松本薫選手に送っているのだそうです。
母親・松本恵美子さんは、石川県加賀市のあめ職人の家に生まれ、3人兄妹の真ん中で、とにかく活発な子供だったそうです。
中学で陸上部に入ったのですが、親に反対された剣道部には3年で入部。学校から防具を借り、道着がないため体操服の上に着けたとのこと。そして「竹刀が血だらけになるまで練習した」そうです。
その後、松本恵美子さんは松本賢二さんと20歳で結婚しますが、結婚条件として「結婚するなら、私より運動神経のいい人」と決めていたとのこと。松本恵美子さんは、ボクシング経験のある松本賢二さんと浜辺で競走し、敗れてプロポーズを受け入れたのだそうです。
そして、松本賢二さんと松本恵美子さんは、2男3女に恵まれましたが、心身を鍛えるため、子供5人とも市内の岩井柔道塾に通わせました。
松本薫選手も6歳で柔道を始めたのですが、母親・松本恵美子さんは夫の中華料理店を手伝いながら車で送迎したのだそうです。
松本恵美子さんは数年前に腰痛の手術を受けながら、現在でもパートを二つ掛け持ちしているとのこと。
早朝3時に起床し、ホテルの朝食会場で働いた後、移動し、市場の海鮮丼屋で夕方まで働く。「薫が一生懸命に頑張っているから、私も負けずに働く。パート代で少しでも薫に魚を送りたい」。松本恵美子さんさんは日々を懸命に生きることが娘への激励になると信じる。
松本薫選手、父と母のご両親の支えがあって、ここまで成長してきたということが伝わってきますね。
松本薫 兄弟は5人で兄弟も柔道経験あり!
松本薫選手は、兄と姉2人・弟の5人兄弟で、4番目に当たります。兄弟は、兄・松本芳央さん、姉・松本順子さん、姉・松本明子さん、本人・松本薫さん、弟・松本元大(げんた)さん。
5人兄弟は、全員柔道をやっていましたが、1つ年上の松本明子さんも、全国中学校柔道大会で優勝経験のある実力者です。
また、弟の松本元大さんも、講道館杯全日本体重別選手権に出場経験があるほどの柔道の実力者です。
松本薫 妖精・UFOなど!「不思議ちゃん」と呼ばれる逸話
松本薫選手といえば、妖精・UFOなど、“不思議ちゃん”といわれる有名な面白いエピソード。そんな松本薫選手の面白い話をまとめました。
帝京大2年の夏に、柔道場のクーラーボックスにある麦茶の中から「妖精が出てきた。10cmくらいの小さい緑色の人がいて、キョロキョロしてそのまま飛んでいった」と発言。さらに、「妖精が見守ってくれているから世界選手権での2連覇も大丈夫」と話した。
弟の元大さんと一緒にUFOも発見。「シューッと飛んでいったんです。本当です」と必死に伝えるが、誰も信じてくれない。
他の代表選手が好きな言葉として「不屈」、「努力」などといった如何にもな言葉を色紙に認めるなか、「空」という言葉を書いた。
運がとてもいい。駄菓子屋に売ってるアメの「当たり」を4回連続で当てた。店の人に疑われましたけど・・・
野生のハクビシンを捕獲して一人暮らしの部屋で飼っていた。しかし餌をあげようとすると凶暴で言うことを聞かず格闘していた。柔道の野性的な戦い方はハクビシンのスピードに追い付こうと鍛えられた。
高校時代、自転車で通学中に3度車にぶつかって宙を舞ったが、車を飛び越えて華麗に着地した。
「柔道をしていなかったら」と聞かれ「小さいころから走るのが好きだから、走っていたと思う」と松本。「マラソン選手になってた?」の問いには、「?」と首をかしげながら「いや、走ってたと思う」 と答えた。
「人生最大の幸運は」と聞かれ「世界選手権の金メダル?」と問うと、即座に「アイスの当たり」と答える。「10本中2、3本は当たる。 これってすごくないスか!?」真顔で答えた。