米メジャーリーグベースボールのマイアミ・マーリンズに所属するイチロー選手。2016年6月15日には、ピート・ローズの持つ大リーグ通算最多安打記録の4256安打を、日米通算ながら超えたことで話題になりました。
イチロー選手がここまで記録を重ねてこれたのには、 人一倍努力を惜しまない姿勢と体調管理やケガ等に対して人一倍意識が高い、ということがいえるのかもしれません。
そんなイチロー選手、使用する野球道具(バット、スパイク、グローブなど)も、人一倍こだわりをもっています。しかし、昨シーズン、マイアミ・マーリンズに移籍したことをきっかけにイチロー選手は、スパイクを一新しました。
イチロー選手 スパイク!!メーカーや値段、変更した理由?
イチロー選手が長年使用している野球道具のメーカーは、バットやグローブは「MIZUNO(ミズノ)」、スパイクは「Asics(アシックス)」を使用してきました。
しかし、昨年マーリンズに移籍したことをきっかけに、イチロー選手は道具を一新しました。
とはいっても、バットやグローブに関しては、メーカーはミズノのままです。何か変わったかというと、バットは黒から白へ、グラブは黒からオレンジへと変更しました。
これは、バットやグローブの形状や重さ、性能を変えた訳ではなく、チームカラーに合わせて変えたと言われています。
しかし、スパイクに関しては、1995年以降20年間にもわたり、イチロー選手が愛用してきたアシックスから、『BEMOLO(ビモロ)』というスパイクに変更しました。
イチロー選手使用 スパイクの「BEMOLO(ビモロ)」とは
イチロー選手が現在使用しているスパイクの「ビモロ(シューズ)」は、鳥取県の株式会社ワールドウィングエンタープライズの登録商標とのこと。
このシューズは、鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング・エンタープライズ」の代表でトレーナーの小山裕史氏を中心に、神経筋機能を高める目的で「初動負荷理論」に基づいて開発された新タイプのシューズ。
2013年10月、ブランド名「BEMOLO(ビモロ)」で商品化に成功しました。
ワールドウィングの小山裕史代表は「イメージしたのはボルトの走り」と、100メートル9秒58の世界記録を持つ人類最速のジャマイカ人の名を挙げた。「彼は第4指(薬指)から着地して母指球に力を伝える。その着地を再現した」。
国際特許を取得したソールの効果で薬指から着地する仕様になり、一般人のテストでは普通のスパイクに比べ、30メートル走で平均0.3~0.5秒速く走れる結果を得た。
片足270グラムで、試し履きの段階でイチローも「これは凄いですね」と驚きを隠せなかったという。
(出典:スポニチ「イチロー 3年ぶり背番号「51」披露 スパイク、グラブも一新」)
イチロー選手はこのビモロスパイクに関して、
「これまでとは全く感覚の異なる、次元の違うもの」
と絶賛のようです。
イチロー選手使用 ビモロスパイクの値段は
イチロー効果もあって、ビモロ関連商品の「ビモロスパイク」や「ビモロシューズ」、「ビモロランニングベロ」は、人気上昇中とのこと。
気になる「ビモロスパイク」の値段は、21,000円~28,000円程度のスパイクが発売されています。
イチロー選手 ビモロスパイクに変更した理由は
イチロー選手、野球道具に関して、特別なこだわりを持ち、これまで常に「僕の体の一部」と言い続けてきました。
そんなイチロー選手だから、「41歳(当時)にして微妙なモデルチェンジのみならず、メーカー自体を替えることは決して簡単な判断ではなかったに違いない」と指摘されています。
では、なぜ長年使用してきた「アシックス」から「ビモロ」のスパイクへと変更したのでしょうか。
イチロー選手自身は、「公にはなかなか、難しいところで。繊細なところですから・・・。」と、変更理由の詳細は語りませんでした。
そのため様々なメディアで「アシックスのスパイク開発担当者が他社に移った」とか、「アシックスと契約が切れた」など、変更理由が憶測されました。
しかし超一流のイチロー選手、まずは試合で最善のパフォーマンスをするために、どの用具を使用すればいいかを、突き詰めた上での選択だったのでしょう。
つまり、単に“「ビモロ」のスパイクが素晴らしかった”ということに尽きるということなのでしょう。
イチロー選手、今年もビモロスパイクを履いて、もっと活躍してほしいですね!
コメント
100mの世界記録が69秒だったら、
俺でも出せる(笑)